今週のお題「二十歳」。
二十歳の頃、アルバイトを通じて、今の仕事のやり方の基礎を得た。そんな時期でした。
二十歳の頃、東京に1人で出てきて2年が経ち、大学での新しい人間関係や、アルバイト先での立ち位置などが固まってきた時期でした。
今振り返ってみれば、実家を離れることが目的で東京へ出てきたんだなと。
なぜ、実家を離れたかったのか。理由は単純で、
今のようにスマホで地図を検索することもできず、住宅情報(賃貸等)の雑誌についていた路線図だけで、よく高幡不動に住もうと思ったものです(これは、我ながら驚く)。
親の反対を押し切って家を出たこともあり、自分で生活をしなければならなかったので、最初は日雇い的なバイトを日曜日にしていましたが、たまたま学校の掲示板にあったアンケート調査の仕事をするようになりました。その「たまたま」見つけたアルバイト先で、長く働くことになりました。
そのアルバイト先は、某大手不動産会社から、新規物件の建築にあたって市場性があるかどうかを調べる(デベロッパー的な仕事)会社でした。
マンションを建てる(開発する)地域と、販売予定の価格帯、間取りプランに対して、需要があるかどうか。今と違って郵送と対面でのアンケート調査でした。
最初はそのアンケート調査員でしたが、次第にアンケート調査員を雇い、集まった数字をパソコン(
あの頃の経験で、キーボード入力と、人(アルバイトの方々)への作業指示の仕方と取りまとめ役としての立ち居振る舞い、上(社長や社員の方)への報告書類の作り方や体裁、そしてお酒をおぼえたんだと、今振り返れば思います。
よく他のアルバイトの方々(ほぼ同年代のはずの学生)に、社員と間違えられたのは、仕事をする上での基礎を、あの当時、あの会社の社長、室長、社員のみなさんが教えてくれたからだったんだ。そう思います。
二十歳の頃に自分が得たもの。それは、実は今の仕事や生活の「基礎」、「基本」でした。