9月6日、今日のニュースでやっぱり気になるのは、ドコモからiPhoneが出る?というニュース。
深夜に日経をはじめ、速報として流れてきたわけですが、朝からこの話題で株式市場にも影響(ドコモの株価は上がり、メーカーの株価は・・)がでていました。
ドコモのiPhone取り扱いが始まると、国内の携帯電話メーカーはより厳しい状況に陥ることが安易に推察できますから、やはり市場は反応するんですね。
今朝の8:40に東証の適時開示情報閲覧サービスにでたドコモの発表(本日の一部報道について)のPDFは昨夜のニュース前に作成されたファイルといったところからも、ニュースとして昨夜の時点で取り上げられることがわかっていた(速報を出したマスコミから広報に事前照会があった?)ということが想定されます。
今回のニュース以前にも、技適認証でドコモが使う帯域のW-CDMA 800(XIX) MHzが通過していたり(2012年11月19日付)と、準備は整いつつあったと言えます。
ドコモにすればMNPで流出が止まらない危機感と、AppleにすればiPhoneのシェアが高い日本の最大キャリアを抑えたいという部分で交渉は続けていたと思います。
こういう交渉事は、双方の合意がないと進みませんから、ついに合意が近づいたということなのかもしれません(ちょっとリークのされ方が気になりますが)。
ドコモがiPhoneを取り扱うことによってユーザは選択肢が増えると同時に、こんな事が起こるんじゃないかと思います。
- SoftBankとauはこれまで以上に(価格面で)競争を激化させることになるんじゃないか。
- ドコモはショップ(店舗)で懇切丁寧にケアが出来るといったところが最大のセールスポイントであったと思いますが、Apple製品のケアをどうするのか。
- ドコモのiPhoneユーザが増えて、ドコモの回線がつながりにくく(スループットが出なく)なるのでは?
- 国内携帯電話メーカーの今後の対応。スマートフォン自体から撤退するのでは?
など、想像は膨らみます。
今回発表される9月10日のイベントはiOS7搭載の新型iPhoneということもなんとなくわかっており、あまり自分の中の気持ちは盛り上がっていませんでしたが、ドコモが扱うかどうか、という点だけで関心度合いは一気に高まりました。
今の私はドコモが発売してもそちらに行くことはないのですが、9月10日のAppleの発表が楽しみです。
ちなみに、個人的にはドコモがiPhone出したら、他のメーカにはスマートフォンではなく、フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)をもっと出して欲しい、と思っています。電池も持つし、料金もリーズナブルで使いやすい。そう思ってる人多いのではないでしょうか?