今日は枚方市PTA中学校部会で、KAPLAワークショップを開催しました。
KAPLA(カプラ)とは、フランスのトム・ブリューゲン氏が創り上げた1:3:15の比率で出来上がった素朴な木の造形ブロックです。
この素朴な木のブロックを積み上げて、様々な形を創造できる面白いものです。
KAPLA日本公式ホームページ http://www.kaplazoo.co.jp/what/index.html
中学校部会の会議で、とある中学校の会長がこのKAPLA(カプラ)を紹介されるまで私は実は存在も知りませんでした。
部会の中で、単なる講習ではなく参加することで何かを得られるような施策を皆で考え、このワークショップが企画・開催となりました。
最初は積み木を通じて大人が何か得られるのかという声もありましたが、今日参加してみて、いい年齢の大人でも積み上げることと、崩れることを繰り返し、十分楽しみ、何かを持ち帰られるものだと感じました。
今日のワークショプでは、
最初は一人で自分の背丈まで積み上げる。
次は隣の人とペアで積み上げる。
最後に4人でキリンを造り上げる、といった流れで進行。
綺麗に積み上げたつもりでも、バランスが崩れればもちろん倒れます。そしてその倒れる時の音は耳に優しい音。
隣の人の積み上げたカプラを巻き込んでも、また一緒に創っている途中で壊れても、相手を責めず、またやろうという気持ちになれます。
(ルールということで相手を責めないとか泣かないとかありますが、そこは大人の対応です)
高く積み上げることが得意な人もいれば、創造力を働かせることが得意な人もいて、十人十色の作品が出来上がります。
創造力を高めたり、仲間とのつながりも体感できるワークショップですが、私はこのワークショップで「失敗から学べることが多い」ということが気づきでした。
・自分の失敗は誰のせいでもなく、自分の積み上げによるもの。(自責)
・自分がどんなに正確に積み上げでも、どうしようもない理由で壊れてしまうことがある。(不可抗力)
・失敗したら、次また頑張れば最初よりうまくできるようになる。(チャレンジと成長)
大人だからこそ気づくことかもしれませんが、年齢問わず楽しみながら終わったときにはすっきりする。そして何か気づくことができるワークショップではないかと思います。
ワークショップの最後にはナイアガラの滝風に積み上げたブロックが崩れるのをみて自分たちが創り上げたものを壊して片付けるのですが、やっぱり創ったものを壊すのは少し勇気が必要ですね。
皆で会場を片付けし、スッキリとした気分で会場を出ることが出来ました。
今回のワークショップを運営していただきましたエール株式会社の居関さま、ありがとうございました。
http://www.yell-corp.com/src/kapla/workshop.html